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意中の球団はあった? ヤクルトのドラ1・奥川、父親にも明かさなかった“本心”

 ヤクルトからドラフト1位指名された星稜高の奥川恭伸投手(18)が18日、指名あいさつを受けた。

 伊東昭光編成部長、阿部健太スカウトが石川県金沢市の同校を訪問。奥川は「どこでも頑張ろうと決めていた。今回ご縁をいただけたので東京ヤクルトスワローズで頑張りたいと思う」と入団の意向を表明した。

 投手力が弱いチームだけに、一部の解説者は開幕ローテーション入りの可能性もあるとみているほど。だが、伊東部長は「早い段階でローテーションに入ってもらいたいけど、焦らせるつもりはない。キャンプも(高津)監督が『ファームでやらせてくれ』というのであれば2軍もある」と慎重に育成する方針だ。

 父・隆さん(53)も「単にドラフトが終わっただけで、今からスタート。不安しかない。まず練習についていけない。プロの練習はそんなに甘くない」と浮かれるところはない。

 人気球団の巨人、阪神と競合の末にヤクルトが当たりくじを引いたが、奥川は本音ではどのチームが好きだったのか、気になるところだ。

 隆さんは「聞いても絶対に言わなかった。(目標は)自分と似ているタイプの菅野選手(巨人)、田中選手(ヤンキース)というのを見たけど、それも記事を読んだだけで、本人からは聞いたことがない」と親でも本心はわからない。

 小学生時代から父親に連れられ、金沢で行われる巨人戦、中日戦や、小学2年から所属した宇ノ気ブルーサンダーの先輩が出場する夏の甲子園を生観戦。隆さんは「指導者から『テレビではなくて、生を見せてあげなさい』と言われたので、できることをやりました。テレビで応援するのと、球場では全然違う。雰囲気は目に焼き付いているので『あそこでやりたい』と思ったんじゃないですか」と語る。本物と触れることで158キロ右腕が誕生した。(塚沢健太郎)

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