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南ア戦に秘策あり! ジョセフHC「われわれが何をするかは明確でない」 ラグビーW杯

 いよいよ決戦だ。ラグビー・ワールドカップ(W杯)で20日に行われる準々決勝(東京・味の素スタジアム)、日本代表は南アフリカと激突する。負ければ終わりのノックアウトラウンドだが、優勝候補のアイルランド、スコットランドを撃破した今、三度(みたび)何かをやってくれそうだ。指揮官のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、49)は、南アフリカを「最もリスペクトするチーム」と語りながらも“秘策あり”と不敵な笑みを浮かべる。

 2015年に開催された前回W杯では、日本は34-32で南ア相手に大金星を挙げた。この偉業についてジョセフHCは「何度も話されていることで、忘れたかった」と明かす。自身が指揮したチームではないのだから当然の反応とも言える。

 一方で、南アというチームに対し、ジョセフHCには個人的な思いがある。「南アフリカはラガーメンとして最もリスペクトするチーム。(自身も代表選手を務めた)ニュージーランドとも長年のライバルで、試合は毎回素晴らしいゲームだった」と振り返る。

 W杯の前哨戦として、9月に行われた南ア戦では日本は7-41で大敗したが、ジョセフHCは、「向こう(南ア)は試合をウォームアップゲームだと捉えていたかもしれないが、われわれにとってはリハーサルだった。直前にリハーサルをした相手と準々決勝で当たることは、過去のW杯ではなかったことだと思う。それがわれわれのメリットになっている」と断言する。

 「1つ明らかなことは南アが何をしてくるかということ。セレクションを見れば分かる。控えにFWが6人いて、フィジカルでダイレクトな戦い方をしてくるだろう。われわれが何をするかは(南アにとって)明確ではない。それが面白いところだ」。戦術面で引き出しが多い日本だけに、いまだ披露していない“秘策”をにおわせる。

 何より桜戦士には主将のリーチ・マイケル(31)率いるワンチームという団結力もある。精神的なまとまりを土台とした攻守の持続力は他国を圧倒する。彼らは再びスタジアムを歓喜の桜吹雪で覆ってくれるはずだ。(内藤怜央)

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