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ソフトバンク、予告先発実施でしてやったり! 相手投手に応じ打線ガラリと変更

 3年連続日本一に王手をかけたソフトバンクにとっては、まさにしてやったりの展開だ。

 楽天とのクライマックスシリーズファーストステージ第2戦から実に9連勝。その間の得点は6、2、8、8、7、9、7、6、6で平均6・6。どんな投手が出てきても打ち崩している。

 今シリーズ開幕前の監督会議(18日)で、予告先発の実施を決定。これは工藤公康監督(56)が「ホークスは千賀滉大投手で発表しようと思います」と突然予告し、巨人・原辰徳監督は「予想通りです。わが軍は山口俊でいきます」と釣られた形だ。

 ソフトバンクは第3戦まで千賀、高橋礼、バンデンハークと右投手ばかりなのに対し、巨人は山口俊、メルセデス、高橋優と右、左、左の順。巨人は打線がある程度固定されているが、質量とも豊富なソフトバンクは、相手の先発投手の左右などによってガラリと変えることができる。予告先発はソフトバンク側に圧倒的に有利なのだ。

 巨人の本拠地では指名打者を使えないが、左腕の高橋優が先発の第3戦は、左翼にデスパイネを起用。同点、ダメ押しの適時打を放ち、3打点と的中した。

 立花打撃コーチは試合前、高橋優について「スライダーは80%がボールになる。それを振らないようにしないと。アナウンサーが“スクリュー”というから何かと思ったら、チェンジアップ。山本昌(元中日)が投げているような感じではない」と分析。この日は大城がマスクをかぶったが、「炭谷だとチェンジアップが多くなる」と捕手別の配球まで対策はバッチリだった。

 工藤監督は「(王手で)ここまできたかというのは確かにあります。レギュラーシーズンを勝てなかったという選手たちの悔しい思いが、この勝ちにつながっている」とたたえた。思惑どおりに進んでいる。(塚沢健太郎)

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