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阪神・藤浪、見えぬ“復活の日” フェニックスLで好投も…球団関係者「初歩からやり直している」段階

 阪神の藤浪晋太郎投手(25)が宮崎で開催中の「フェニックス・リーグ」で復活を目指している。24日現在、中継ぎばかりで6試合に登板、7イニング無失点。スポーツ紙などは「再起にメド」と書き立てるが、球団関係者は首を横に振る。

 「相手は実績ゼロの若手ばかり。しかも大半の登板が1イニングで、抑えて当然。いまは結果よりキレのある球をコースに投げ分けられるかどうか。ゼロからのスタートと位置づけているよ」

 成績は入団3年目(2015年)の14勝をピークに、以後7勝→3勝→5勝と下降線を描き、今季はついに0勝と落ちるところまで落ちた。本来の投球フォームを見失い、制球難から崩れる最悪のパターンが続く。今季の1軍登板はたった1試合。浮上のきっかけすらつかめなかった。

 いまも球速は最高158キロをマークする。2軍ならコースが甘くても球威で押せるが、1軍では通用しない。「フェニックスリーグで短いイニングから始めているのは、制球の感覚をつかむのが狙い。初歩からやり直しているから時間がかかる」とも関係者は言う。

 藤浪が低迷を続けている間に若手が台頭。青柳、高橋遥、望月、守屋…。いまやチーム内でも将来のエース候補は高橋遥と目され、藤浪の存在感は年々薄れている。

 当然、今後も2軍扱い。一度失った自信と周囲の信用を取り戻すのは容易ではない。「いまはいい感覚で投げられている」と手応えを口にするが、時期的に見てもまだまだ復活の保証にはなりそうもない。(スポーツライター・西本忠成)

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