記事詳細

“朝青龍のおい”が白鵬に引導を渡す!? 豊昇龍スピード出世、所要11場所で新十両に 大相撲九州場所

 大相撲九州場所(11月10日初日=福岡国際センター)の新番付が28日、日本相撲協会から発表された。

 貴景勝が1場所で大関に復帰。大関で2場所連続負け越しの栃ノ心は、関脇に2度目の陥落となった。小結は新小結の朝乃山、再小結の北勝富士、3場所連続の阿炎、2場所連続の遠藤で、2006年九州場所(稀勢の里、黒海、安美錦、露鵬)以来の4人。弟弟子に暴行し引退した貴ノ富士も、十両から西幕下5枚目に陥落したものの番付に名前が残った。

 注目は元横綱朝青龍のおいで西13枚目の新十両、豊昇龍(20)=立浪部屋。前相撲から所要11場所は、おじより1場所遅いとはいえ、スピード出世となった。

 大相撲には世代交代の歴史がある。優勝32回の横綱大鵬は、貴ノ花(のちの大関)に敗れ引退を表明。その貴ノ花は、千代の富士(のちの横綱)の台頭で土俵を去った。

 千代の富士は貴ノ花の次男(元横綱貴乃花)に敗れた2日後に引退。貴乃花が引退した場所後に、朝青龍が横綱に昇進している。

 優勝42回の白鵬は、来年の東京五輪後に引退することを示唆。かつてのライバルである朝青龍のおいが引導を渡す展開になれば劇的だ。

 豊昇龍の師匠・立浪親方(元小結旭豊)は「いいね、面白いね。早くしないとね(笑)。おじさんと同じ十両2場所通過を目標としているし、ガンガン稽古させますよ。頑張ってもらいたいね」と相好を崩した。豊昇龍は秋場所後にモンゴルへ帰国し、立浪親方も同行。朝青龍から愛用品を譲り受けたという。

 「おじさんのいったところ(横綱)までいく。稽古をして強くなる」と意気込む豊昇龍。東京五輪後の来年秋場所まであと6場所。勝ち越しを続ければ、横綱と対戦できる幕内上位まで番付を上げることは十分可能で、夢の対決を実現させたいところだ。(塚沢健太郎)

関連ニュース