記事詳細

【田代学 ダッグアウトの裏側】今オフFAの目玉は、アストロズ・コール投手! マー君か大谷かどちらの同僚に?

 米大リーグの話題はワールドシリーズ(WS)が終わるとフリーエージェント(FA)に移る。今オフの目玉は、アストロズのゲリット・コール投手(29)だ。

 ナショナルズとのWS第5戦で7回を投げ3安打1失点、9三振を奪う力投で7-1の勝利に導き、世界一に王手をかけた。今季ポストシーズンで計47三振を奪い、2001年のカート・シリング(当時ダイヤモンドバックス)の56奪三振に次ぐ史上2位の記録をマークした。

 「それは知らなかったけど、すごく特別なことだ。多くの球種をしっかり投げ切れた」

 身長193センチの本格派右腕は今季、月間最優秀投手賞を6、7、9月と3度も受賞。20勝5敗で、防御率(2・50)と奪三振(326)の2冠に輝いた。WS第1戦で黒星を喫するまで5月から19連勝していた。

 生まれ故郷はカリフォルニア州ニューポートビーチ。エンゼルスの本拠地アナハイムの南にあり、選手も多く住む高級住宅街だ。大谷翔平投手が所属するエ軍はエースが不在で、コール獲得の期待が高まっているのだが、容易ではない。

 『ニューヨーク・ポスト』紙などによれば、コールの父親はニューヨーク生まれのヤンキースファン。その影響でコールも幼い頃からヤ軍ファンで、通算セーブ記録保持者のマリアノ・リベラを尊敬しているという。

 思い出すのは2008年オフ。ブルワーズからFAのCC・サバシア投手(39)はカリフォルニア州出身でドジャース移籍が濃厚とみられていたが、ピンストライプのユニホームを選んだ。

 コールの契約金は総額で2億5000万ドル(約272億円)とも3億ドル(約327億円)ともいわれる。ヤ軍が争奪戦に加わればマネーゲームになるのは必至。大谷かマー君、どちらの同僚になっても頼もしい存在になるのは確かだ。

 ■田代 学(たしろ・まなぶ) サンケイスポーツ編集局次長。1991年入社。プロ野球や五輪担当などを経て、2001年から13年11月まで米国駐在の大リーグ担当キャップ。全米野球記者協会の理事や、13年ワールドシリーズの公式記録員を日本人記者で初めて務めた。米国での愛称は「ガク」。

関連ニュース