記事詳細

【編集局から】ラグビー熱は維持できるのか…日本協会に“ヤル気”感じられず なでしこJと“同じ道”辿る可能性も

 ラグビーW杯で日本代表の1次リーグ4試合のテレビ生中継の視聴者数は、7903万人(ビデオリサーチ社調べ)だったそうです。この1カ月間、われわれ取材する側も熱い気持ちにさせてもらいました。

 しかし、日本ラグビーにとってはこれからが本番です。“にわかファン”が盛り上げたラグビー熱は、一気に冷める気がしてなりません。人気を維持するには、W杯の真剣勝負以上のものを日本国内で見せなきゃいけません。日本ラグビー協会では2021年を目安に、プロリーグ化にかじを切っています。しかし取材をしていると、TBS系ドラマ「ノーサイド・ゲーム」のような場面に出くわします。

 日本のラグビーをなんとかしなきゃいけない、という空気が協会全体からは伝わってこないのです。これから年末に向けて選手たちは、大みそかのNHK紅白歌合戦を筆頭に数多く露出することでしょう。しかし11年の東日本大震災の際、W杯で初優勝した女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」の人気はわずか1年しか持ちませんでした。現在のラグビー・フィーバーが、あの時にそっくりな気がしてならないのです。(久保武司)