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NZ、3位決定戦で見せた強さ 敗戦ショックから選手を立ち直らせたハンセンHCの言葉「痛みはチームを強くする」 ラグビーW杯 (1/2ページ)

 最強軍団が本領を発揮した。ラグビーW杯の3位決定戦(1日=東京・味の素スタジアム)は、ニュージーランド(NZ=世界ランキング3位)が大会史上初の3連覇を逃した失意から立ち直り、40-17でウェールズ(同4位)を下した。

 オールブラックス(NZ代表の愛称)は立ち上がりから鋭く前進し、敵陣に切れ込んだ。もんもんとして過ごした、この1週間のうっぷんを晴らすような突進だった。

 ラグビーの国NZ。国民の誰もがW杯3連覇を信じて疑わなかったが、準決勝でイングランドに完敗。国民のショックを考えると選手たちはいたたまれず、3位決定戦に臨むモチべーションが下がったとしても無理はなかった。

 しかし、スティーブ・ハンセンヘッドコーチ(HC)が常に口にする「オールブラックスは負けてはいけない。負けると積み上げてきた長い歴史が壊れてしまう。どんな試合でも決勝戦のつもりで戦うのだ」の言葉に、選手たちは気持ちを切り替えたという。

 開始早々、FWのパスからプロップのムーディーがトライ。さらに12分にもSHのA・スミスとFBのB・バレットがクロスし、バレットが中央に飛び込んだ。受け身に回りがちだったイングランド戦とはまるで違う戦いぶりである。

 このあとウェールズがペナルティーを得てもPGを狙わずラインアウトからの攻撃を選択するなど、強気な作戦で1トライ1PGを返し14-10と詰め寄られたが、NZはここでイングランド戦に出場しなかったウイングのB・スミスの連続トライで突き放した。

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