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「ずっと二重に見えていた」井上尚弥“流血”のWBSS制覇! 次は4団体制覇へ (1/2ページ)

 ボクシングファンが心震わす壮絶な打ち合いだった。ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝(7日=さいたまスーパーアリーナ)で、WBA、IBF王者の井上尚弥(26)=大橋=がWBA同級スーパー王者のノニト・ドネア(36)=フィリピン=を3-0の判定で下し優勝。5階級王者を倒してムハマド・アリ・トロフィーを手にした。試合後、米大手プロモーター、トップランク社と複数年契約を締結したことを発表し、“モンスター”に、本格的な海外進出の道が開かれることになった。

 WBAは3度目の防衛成功、スーパー王座を獲得。IBFは初防衛を果たした。関係者によると、井上はWBSS制覇で、賞金とファイトマネーを合わせ、1回戦60万ドル、準決勝80万ドル、決勝戦100万ドルの合計240万ドル(約2億6000万円)を手にする(金額は推定)。

 トップランク社は、WBA世界ミドル級王者、村田諒太(33)=帝拳=とも契約している大手。トッド・デュボフ社長は、来年は米国で2戦、日本では年末に試合を行う予定を明かした。本格的に始まる海外進出に、井上は「この契約がどういうことか覚悟しながら、少し休んでから精進したい」とした。

 この契約で、今後は大物との対戦が次々と実現することになる。主要4団体制覇を狙うのであれば、最初の候補はWBSS準決勝前に負傷棄権したWBO王者テテ(南アフリカ)。また、弟の拓真との統一戦を制したWBC王者ウバーリへの“敵討ち”も期待される。ウバーリ、井上とともに対戦を希望している。

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