記事詳細

【江尻良文の快説・怪説】巨人には痛しかゆし!?侍ジャパン4番で大活躍の広島・鈴木

 「プレミア12」1次ラウンドを3戦全勝で1位突破。11日からのスーパーラウンドに臨む侍ジャパン。第1ラウンド完勝の立役者は新4番の鈴木誠也外野手(25)=広島=で、2戦連発、3試合連続打点で合計9打点。

 スーパーラウンドでも大暴れを続ければ、来季リーグ連覇、8年ぶりの日本一奪回を期す原巨人には他人事ではない。最大の脅威になってくる。

 広島の4番・鈴木は今季、3番・丸が巨人へFA移籍したことで最強コンビ解消。孤軍奮闘を強いられ、その重圧に悪戦苦闘した。逆に巨人は丸の加入が、コンビを組んだ坂本にも波及効果を生んだ。

 鈴木が侍ジャパンの新4番としてこのまま大活躍を続ければ、“丸ロス”は完全に消滅し大変身間違いなし。赤ヘル軍団脅威の4番打者として、かつてのミスター赤ヘル・山本浩二氏のような存在になるだろう。

 同時に「神ってる」という流行語にもなった言葉が蘇る。2016年のオリックスとの交流戦で鈴木は2試合連続サヨナラ本塁打。緒方監督が「神ってる」と評し大流行。その年の流行語大賞にまでなっている。

 侍ジャパンの4番が務まれば、広島の孤独な4番打者から最強の4番打者に変貌を遂げる。そうなったら一番被害を受けるのは、リーグ連覇を狙う原巨人だろう。そうでなくても今季、5年ぶりのリーグ制覇はしたものの、広島には5年連続で負け越している。

 鯉アレルギーが解消していないのに、スケールアップした鈴木が新チームリーダーになれば、さらに赤ヘルの脅威が増すことになる。プレミア12での鈴木の大活躍は、巨人にとっては痛しかゆしが本音。その余波をモロにかぶることになる。(江尻良文)