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【江尻良文の快説・怪説】巨人・原監督が「DH制度導入」提唱したのに… セ・リーグ理事会が耳を貸さないワケは? (1/2ページ)

 日本シリーズでソフトバンクに4戦全敗の巨人・原監督が、「セ・リーグもDH制度導入」と提唱。ところが11日のセ・リーグ理事会では素っ気なく、「DHの話はいっさい出なかった」と耳を貸さなかったワケとは?

 2013年に原巨人が、シーズン24連勝無敗の無敵エース田中(現ヤンキース)を擁する星野楽天に3勝4敗で敗れて以来、セ・リーグは日本シリーズ7連敗。日本シリーズではセの本拠地でDHを使用せず、パの本拠地で採用と公平性をアピールするが、むしろ格差の元凶はシーズン中のDH制度の有無にある。

 二刀流の日本ハム・大谷(現エンゼルス)のような例外はあったが、投手が打席に立たず、代わりに主軸級の強打者をDHに置けるメリットは大きい。

 クリーンアップが3人でなく4人いるような息の抜けない打線相手に、小手先の投球術は通用しない。直球で打者の胸元を突く、3年連続日本一のソフトバンクのエース・千賀に代表される力投型が多い。投手は打席に立たないので、報復される恐れがないことは大きな要因の一つだろう。

 打者の方も西武・山川のようにパワフル揃い。シーズン中のDH制度で、パにパワフルな打者と投手が育っているのは紛れもない事実だ。

 だが、今回のようなタイミングだと、日本シリーズ全敗の言い訳だと取られても、反論の余地はない。11日の理事会でDHの議論は出ず。「一監督が口にするような問題ではないだろう」と球界関係者が指摘するのも正論だろう。

 ただ、理事会で話し合うのが先決といっても、これまでも「DH制度導入」問題は浮上しては消えている。ならば、セ・リーグオーナー懇談会という、決定権のない代表クラスとは違うトップたちの会議に持ち込めばいい。もちろんその前に、セ6球団の監督の総意が必須だ。

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