記事詳細

【中山徹 俺にも言わせろ】鈴木愛はアメリカを主戦場に! 渋野を抜いちゃいなさい

 俺の“カワイイ愛ちゃん”こと鈴木愛(25)がTOTOジャパンクラシックで優勝した。今季6勝目。このまま賞金女王奪取へ突っ走れ! だ。ぽっちゃりしたたたずまいがお気に入りなんだ。

 強かった。1カ月ほどツアーから離れていたブランクは微塵も感じさせず、2位に3打差をつける圧巻のゴルフだった。大会3日間でボギーはわずかに一つ。バーディー量産で通算17アンダーだ。

 テレビ中継で一目プレーを見ただけで、俺は左うちわでの観戦を決め込んだ。ショットといいパットといい安定していたし、驚いたのは、あの「ブータレ顔」を一切お披露目しなかったことだ。本人も自信があったのだろう。ミスが出ないからブータレ顔になる必要もない。逆にギャラリーに愛想の良さをみせていた。

 どうして、米女子ツアー選手を相手に、ブッチギリの強さを発揮できたのか。俺の思い過ごしかもしれないが、あの“バスタオルくらい貸し出せ事件(?)”も影響したか。不届きなベテラン選手がツアーの評判を落とした中で、2年ぶりの賞金女王を狙う立場として「私ががんばらないと」という自覚めいたものが働いたようにも感じた。

 この優勝で米女子ツアーシード権も手に入れたことで、アメリカを主戦場にすることもできる。世界ランキング順位を上げ、東京五輪に名乗りを上げることだって可能になった。愛ちゃんが日本からいなくなるのは、ちと寂しいが、さらなる成長を遂げるはずだから挑んでください。渋野日向子を抜いちゃいなさい。

 渋野は一時より悪くなった。精神的な迷いがスイングに表れている。日本か米国かハムレットの心境なのだろう。日本で5、6勝挙げて賞金女王になってから海を渡っても遅くない。今、渡米しても迷路に迷い込むばかりだ。精神も鍛錬してからでもいいのではないか。(構成・フリーライター伝昌夫)

関連ニュース