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巨人「リベンジ」失敗で浮き彫りになった現実… ソフトバンクに練習試合で惨敗

 日本シリーズでソフトバンクに1勝もできず、4連敗の完敗を喫した巨人。14日の“リターンマッチ”で、超えねばならない壁の高さを改めて痛感させられた。

 ともに宮崎市で秋季キャンプ中の、巨人とソフトバンクが練習試合(サンマリン宮崎)。両軍とも若手主体で“フレッシュ日本シリーズ”の様相となったが、巨人のリベンジはならず、4-8で返り討ちにあった。

 ソフトバンクは先発野手9人のうち育成選手が4人を占め、今季1軍出場試合数を合計しても166どまり。それでも巨人は大江と直江がそれぞれ4失点と炎上した。

 もっと深刻なのは打線だろう。先発野手9人の今季1軍出場試合数は計442。日本シリーズにも出場した大城、重信、山本、田中俊ら1軍経験豊富なメンツをそろえながら、2軍を主戦場とする若いホークス投手陣から、敵失を絡めても4点しか返せなかった。

 3年連続日本一の礎となった、ソフトバンクの選手層の分厚さをまざまざと見せつけられた“5敗目”。巨人も今秋就任した阿部2軍監督を旗印に、若手の育成に力を入れるが、成果は一朝一夕に出るものではない。

 だからといって、常勝を宿命とする球団には、若手が台頭するまで日本一奪回を気長に待ち続けることなど許されない。来季の日本シリーズで雪辱を果たす方法は、即戦力の補強しかあるまい。

 今オフの国内FA市場に対する率直な評価は、「小粒。去年の丸みたいにチームをガラッと変えるような大物はいない」(球団幹部)。そのレベルの選手ですら、獲りにいく必要があるほど頼りない陣容であることを、図らずもこの日の宮崎の練習試合が浮き彫りにした格好だ。

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