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突っ張り合い一歩も退かず…168センチ、炎鵬の存在感「来年中には三役に」 大相撲九州場所 (1/2ページ)

 ■大相撲九州場所5日目=14日、福岡国際センター

 体重98キロの炎鵬(25)が、199キロの碧山との“101キロ差対決”を制した。

 突っ張り合いで一歩も退かなかった。中には入れなかったが、はたきにも落ちず、最後は引き落とし。大歓声の中で勝ち名乗りを受けた。

 「怖かったス。飲み込まれそうになったけど、無心でいった」と、2日目からの4連勝に笑みが浮かぶ。「食らいついて(はたきで)倒れそうになって、こらえたときヤバイと思った。でも、相手は何となく腰が引けて、嫌がっているのがわかった」というから、あくまで冷静だった。

 けが人続出の九州場所。新入幕で4連勝の若隆景が勝った照強戦で右足関節を痛め、2度目の大関陥落から10勝で再復帰を目指した栃ノ心も、右肋軟骨骨折でともに5日目から休場した。

 初日早々鶴竜が休場したのをはじめ、次々に休場者が出て幕内は6人も休場。「1年納めの場所がこれじゃね。幕内は3番も減っちゃう。カネ返せと文句言われても仕方ない。おはらいでもするしかないね」と、ある親方は苦笑いした。

 そんな土俵で気を吐くのが炎鵬。声援は横綱大関並みで、この力士がいなかったら幕内は静かなものだったろう。協会にとっては「炎鵬さまさま」だ。

 秋巡業中の先月18日、25歳の誕生日を迎えた。「来年中には三役に上がりたい」と決意も新た。

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