記事詳細

【神谷光男 スポーツ随想】新国立競技場、ラグビー初戦は早明戦!? 集客面では願ったりかなったり (1/2ページ)

 来年1月11日の全国大学ラグビー選手権の決勝を、新装なった新国立競技場で行うことが日本協会から発表された。当初は秩父宮で予定され、その後「会場未定」になったことで予想されていた変更だった。

 W杯からの恐ろしいほどのラグビーブーム。その流れでいけば日本中を感動させた日本代表が、それぞれのチームに戻って戦うトップリーグ(TL=同12日開幕)の方が新国立の一番乗りにふさわしい気もするが、大学に先を越された形だ。

 「もっと言えばねぇ」とラグビー狂の友人も異論を差し挟んだ。「ラグビーで最初の試合なら、来年7月に招待するルーツ国・イングランドとのテストマッチが一番見栄えがする。大分と神戸で2試合することになったけど、何かちぐはぐな感じもするね」

 新国立は当初、英国人の女性建築家ザハ氏の設計を採用。しかし、「生ガキがドロンと垂れたようなデザイン」などと不評の上、2520億円というベラボーな建設費に国民の批判が集中し、計画変更に追い込まれた。

 予定通りなら今年3月には完成し、ラグビーW杯の開幕戦や決勝も行われていたはずだ。横浜国際総合競技場での南アフリカ-イングランドの決勝もよかったが、新装なったオリンピックスタジアムでの決勝だったら、ホスト国としてもっと胸を張れたろう。

 それはともかく、ラガーマンとして初めて新国立のピッチに立つ栄誉に浴するのはどの大学か。10日、秩父宮に2万の観衆を集め再開した関東大学対抗戦では、早大が後半ロスタイムの劇的トライで9季ぶりに帝京大に勝利。慶大に40-3で圧勝した昨季の大学王者明大が5戦全勝で並ぶ。この2校に帝京大、リーグ戦優勝を決めた東海大、関西では圧倒的な強さで目下、唯一5戦全勝の天理大が有力といわれる。

関連ニュース