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朝乃山、大関に迫る「食いっぷり」 焼き肉、ステーキ300グラム2枚…連日ペロリ! 大相撲九州場所

 ■大相撲九州場所11日目=20日、福岡国際センター

 立ち合い、思い切り当たった朝乃山がけんか四つの宝富士に右を差し勝つと、左から押っつけて一気に寄り切った。

 前日、新三役での勝ち越しを決め、間髪を入れずに2ケタ王手の9勝目だ。「立ち合い右を差し勝ったので、左を押っつけながらいけた」と振り返り、「勝ち越したことはきのうで終わり。白星を重ねられるようにしたい」と力を込めた。

 「入門してから常に上を目指している」という朝乃山は、大関への足がかりとして「三役で2ケタの重要性はわかっている」と語るのが常。心の中では「あと一番」の思いでいっぱいだろう。

 優勝争いが白鵬とのマッチレースとなり、福岡市唐人町の高砂部屋の稽古場には、日を追うにつれ報道陣が増えてきた。

 「体調は大丈夫。疲れはちょくちょくあるけど、しっかり準備運動してけがしないようにしている」。そんな稽古の話から始まって連日20分、30分と雑談に応じる気さくな関取でもある。

 前夜は師匠高砂親方(元大関朝潮)の知人と焼き肉店に出かけた。「もう片っ端から肉を出してくれた。牛、ブタ、ホルモン、ハラミ、カルビ、ロース…」とメニューを反すう。肉には目がなく、前々夜もタニマチとの食事で300グラムのヒレステーキを2枚、ペロリと平らげたという。

 食いっぷりは豪快ながら、夏場所の優勝賞金や懸賞金は貯金する堅実派だ。今場所は勝ち星のわりに、懸賞(手取り3万円)の数はベスト10圏外と気の毒なほど少なかったが、この日の5本を加えて26本とし、ようやく8位に浮上。12日目の御嶽海戦でも12本の懸賞がつく。今場所は不調とはいえ自分より上位の実力者を相手に、2ケタ白星との両獲りといきたい。

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