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【江尻良文の快説・怪説】長嶋茂雄氏、メジャー挑戦の秋山に熱烈エール!「日本の外野手代表としてレジェンド目指して」

 21日に都内で行われた、プロ野球人の社会貢献活動を表彰する「2019年ゴールデンスピリット賞」表彰式。受賞した西武・秋山翔吾外野手(31)のメジャー挑戦に、選考委員の長嶋茂雄氏(83)から熱いエールが送られた。

 小学6年時に父親を亡くした秋山は、2015年からひとり親家庭の親子を球場に招待した活動を評価された。長嶋氏は表彰式は欠席したが、司会者が祝辞を代読した。

 「今回受賞した秋山選手は、俊足好打の外野手として日本を代表する選手です。私は秋山選手が選ばれたことを思いながら、この賞のお手本になったロベルト・クレメンテさんに会った当時のことを思い出しました」

 さらに、同賞の歴代受賞者で米大リーグでも活躍した松井秀喜氏、ダルビッシュ(現カブス)にまで言及。その上で海外FA権を行使した秋山に「日本の外野手代表としてかつてのクレメンテさんを目指して、プレーしてほしいと期待しています」と、これ以上ない熱烈エールを送ったのだ。

 なぜかといえば、「日本人投手は使えるが、野手は難しい。成功したのはイチローと松井くらい」というメジャー側の評価に挑戦してほしい気持ちがあるからだろう。

 「オレもワンちゃん(現ソフトバンク・王貞治球団会長)も現役時代、今のようにメジャーが近い存在だったら、間違いなく挑戦していたよ。アスリートとして、最高峰にチャレンジするのは当然のことだろう」

 こう言い切る長嶋氏のメジャーに対する熱い思いは生半可ではない。

 「立大時代の恩師・砂押監督は当時からメジャーリーグに精通していて、当時のスーパースターたちの写真を持っていたから、よく見せてもらった。そして『長嶋、日本のジョー・ディマジオを目指せ!』とゲキを飛ばされたよ」

 そんな年季の入った思いがあるから、まな弟子の松井氏が巨人からメジャーに挑戦する際も快く送り出している。球団側からは「なんとか引き留めてほしい」と懇願されたが、「実際どれくらいやれるか見てみたいじゃないか」と後押しした。

 ヤンキース移籍後もホットラインで、さまざまなアドバイスを送って熱い後方支援。松井氏は日本人初のワールドシリーズMVPを獲得し、最高峰にまで上り詰めた。

 今回の秋山への熱烈エールも単なる外交辞令ではない。秋山も不退転の決意で、松井氏の足跡を追う必要がある。(江尻良文)

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