“しぶこ節”炸裂! スダボで吹っ切れた? 2差2位発進! (1/2ページ)
■国内女子ゴルフ「大王製紙エリエール・レディス」第1日(21日、愛媛県エリエールGC松山=6580ヤード、パー72)
ちょっと言葉遣いはよろしくないが、久々に“しぶこ節”が復活した。
「あははは…。ダボの典型、スダボですよ。ホント、やらかしちゃったですね」
イン10番スタートとなった渋野日向子(21)が口にした“スダボ”とは、OBなしのダブルボギーのこと。プロなら屈辱的なスコアだ。
17番(パー5)でやってしまった。ピンまで残り92ヤードの第3打が、ラフに絡まれグリーンに乗らず、何と4オン3パットの「7」を打った。
「ホント、クソヤロウでしたね。イーグル・チャンスもあるホールですよ。しかも3パット…。カッチ~ンですよ」
近頃、周囲の視線がやけに気になっていた。前週「伊藤園レディス」の2日目にアマチュアとラウンド。「やっぱりプロゴルファーだし、高校生の2人も(プロを)目指しているでしょう。怒っているところとか見せてはいけない、見本になるようにならないといけないって思って…」。
前週は3月以来の予選落ち。故郷・岡山に帰って自らを見つめ直した。そこで出した答えが「自分らしく、時には感情をあらわにしたってもいい」だった。
だから“スダボ”で怒りに火がついた。続く18番(パー4)、ピンまで115ヤードの第2打を50センチに付けてバーディー。即座にスコアを戻す“バウンスバック”である。