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阿部兄妹“明暗” 妹・詩は不覚を取り号泣、兄・一二三は延長の末V 柔道GS

 柔道のグランドスラム(GS)大阪大会が22日、丸善インテックアリーナ大阪で開幕し、8月の世界選手権東京大会で2連覇した女子52キロ級の阿部詩(19)=日体大=と、男子66キロ級で初優勝の丸山城志郎(26)=ミキハウス=はともに決勝で敗れ、柔道日本勢最初の東京五輪代表に決まらなかった。

 全日本柔道連盟は東京五輪に向け、世界選手権に続いてGS大阪大会も優勝した場合、強化委員会の3分の2以上の賛成によって五輪代表を決定。24日に登場する女子78キロ超級世界女王の素根輝(19)=環太平洋大=も対象となる。

 男子66キロ級決勝では阿部詩の兄で、昨年まで世界選手権2連覇の阿部一二三(22)=日体大=が延長の末、丸山に優勢勝ち。ライバルの東京五輪代表決定を阻止して望みをつなぎ「自分が一番強いとまた思えた」と意地を示した。

 対照的に、これまで外国選手相手に48戦無敗だった妹の詩はブシャール(フランス)にまさかの延長優勢負け。声をあげて号泣し、「自分の甘さが出てしまったかなと思います」。