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【西本忠成 トラとら虎】山本昌氏もほれ込む素材! 高橋遥、直伝チェンジアップで“左の軸”担え

 阪神期待の本格派左腕、高橋遥人投手(24)が新球マスターに取り組んでいる。秋季キャンプで臨時コーチを務めた山本昌氏(54)がチェンジアップを伝授し、「いつ2ケタ勝ってもおかしくない能力を秘めているし、今後も支えていきたい」とほれ込んでいる。

 2年目の今季は先発ローテ入りを果たしたものの、3勝9敗、防御率3・78。試合の前半好投しながら中盤に捕まるケースが目立ったのは、球種の少なさが原因だった。「球の走りが良くても、速球、スライダー、ツーシームの3種類では的を絞られやすい。緩い球が加われば幅が広がる」と球団OBも賛同する。

 秋季キャンプでは最初、新球を小指と薬指の間から抜いていたがうまくいかず、山本昌氏のアドバイスで中指と薬指の間に変えると投げやすくなり、制球も良くなった。「あとは量を投げてコツを完全につかみたい」とオフも継続する。

 球団幹部は左腕とチェンジアップから、かつてのエース井川慶を連想。「彼が5年目に開花したのは、チェンジアップをものにしたから。緩急がさえ、右打者も苦にしなくなった」と懐かしむ。2003年20勝、05年13勝をあげて2度の優勝に貢献したのは阪神ファンなら忘れていない。

 来季の投手陣の課題は右の西と並ぶ左の軸。高橋遥が新球を身につければ理想的な両輪になる。(スポーツライター・西本忠成)

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