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【清水満 SPORTS BAR】もはや渋野日向子“神の領域”!? 天候急変…「応援してくれた人のために頑張る」姿に天も味方 “シンデレラ・ストーリー”最終章「逆転賞金女王」へ (3/3ページ)

 とはいえ俗界での“実入り”もあった。優勝賞金1800万円を上積みし、今季獲得賞金は約1億3791万円。“ただいま女王”の鈴木愛とは約1511万円差…。“逆転女王”が見えた。その栄光への条件とは…。

 (1)渋野が優勝し、鈴木愛が単独2位以外。申ジエが2位以下(2)渋野が単独2位の場合、鈴木愛が10位以下、申ジエが3位以下…である。

 「女王なんて私の口から言えません。いやぁ、考えない方がいいと思う。ま、来週も自分のプレーができれば、結果はついてくる。いい締めくくりができればいいと思うんですけど…」

 昨年はわずか1試合で獲得賞金ゼロ。今季はツアールーキーである。初出場も、前記のように滑り込み出場の“ギリギリ女子”だったが、日本ツアー4勝、さらに8月の「AIG全英女子オープン」を制した。日本人として42年ぶりの快挙の優勝賞金は67万5000ドル。当時レートで約7200万円を加算すると、今年の稼ぎ高は軽く2億円を超えている。ス・ゴ・イ!!

 そして“シンデレラ・ストーリー”最終章が、逆転賞金女王への道である。最終戦に優勝して“逆転女王”を決めたのは過去に4人いるが、2週連続優勝でとなると、ツアー史上初の快挙だ。2019年“熱狂しぶこ劇場”は最高のクライマックスを迎える。

 というわけで、はるばる愛媛・松山まで足を運んだ甲斐あって、良いシーンに出合えた。改めて、しぶこの成長ぶりに驚かされた。(産経新聞特別記者・清水満)