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【プロキャディーXのつぶやき】男子シニアツアー閉幕 賞金王&シード争いの“明暗”

 国内男女ツアーよりも一足先に男子シニアツアーは「ISPSハンダカップ」で幕を下ろした。

 この最終戦でタイのT・ウイラチャンが5位タイでフィニッシュし、賞金76万円を獲得。35万円差で賞金ランキング1位に立っていたP・マークセンを逆転し、初のシニア賞金王に輝いた。

 マークセンはレギュラーツアーのシード獲得のため、ハンダ杯を欠場し、ダンロップフェニックス(DP)に出場していたことから、4年連続シニア賞金王タイトルは、結果待ち状態だった。

 今年のシニア最終戦は火曜日・水曜日開催だったため、マークセンは結果が決まる水曜日、DPプロアマ大会に出場。ラウンドの合間には知人に電話し、ウイラチャンのスコアをチェックしていたが、逆転確定順位のベスト5フィニッシュ濃厚を知ると、もう電話は掛けてこなくなったそうだ。35万円差で2位に甘んじることになったマークセンだが、同郷の選手となれば、それほど悔しくもないか。むしろ、自分がウイラチャンに日本参戦を勧めたのだからひと安心だろう。

 一方、賞金シードのボーダーライン上にいた選手たちの明暗さまざまの情景はすごかった。シード圏内ギリギリの35位だった岡茂洋雄(50)は、初日2アンダー・14位タイの好発進を遂げていたが、最終日は6オーバー・78の大叩き。

 僅差で逆転シード入りを目指す高見和宏さん(59)も白浜育男さん(60)も好スコアをマークしてラウンド中と知り、表情はにわかに曇った。「ダメですね。仕方ないです」と嘆いていた。俺はどんな言葉を掛けたら良いのか考えたが、まったく見つからなかった。

 レギュラー時代にシード権を獲得したものの、ドライバーイップスに見舞われ、以来シニア入りしてもその症状は治まっていないという。「練習ラウンドではドライバーを打てるけれど、試合となると、とんでもないショットが飛び出す。3番ウッドでしかティーショットを打てないのは辛い」と岡茂は嘆いた。

 ところが最終戦最終日は時間を追うごとに風が強くなっていった。その影響で選手たちはスコアを落とし始め、岡茂を追う選手が総崩れ。結果、岡茂は初シード入りを果たしたのだった。来季は、ドライバーを手にした姿をみたいよ。