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【江尻良文の快説・怪説】中曽根さんを首相にした!? 長嶋さん“家主秘話”

 中曽根康弘元首相の訃報を聞いて、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の思い出話が蘇った。長嶋氏が田園調布に引っ越す前に住んでいた上北沢の家を一時期、中曽根氏に貸していたのだ。

 「現役時代にオレが住んでいた上北沢の家を、中曽根さんに貸したことがあるんだよ。まだ首相になる前の話だが、その後に首相になったので、うれしかったね。あの家に福があったんじゃないかってね」

 長嶋スマイル全開でこう語っていた。さらに、首相になるかどうかというときには「思わず中曽根さんを応援したよ」とも述懐していた。家主と間借り人の間柄なら、当然の心理だろう。

 長嶋終身名誉監督と中曽根元首相の間にはもう1人、渡辺恒雄氏(読売新聞グループ本社代表取締役主筆)という読売グループの総帥がいる。東京ドーム貴賓室で、「生涯政治記者」を自任する渡辺氏と中曽根氏が、巨人戦を観戦している姿もよく見受けられた。

 「これからは人生100年」と言われているが、その先駆者が中曽根氏だったとも言えるだろう。93歳の渡辺主筆、83歳の長嶋終身名誉監督にも、ぜひ100歳代まで元気で日本プロ野球界を見守ってほしい。(江尻良文)

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