【山本幸路 ドーパミンゴルフ】スイングの基本 スライスをフックで“中和”ストレートボールに 山本幸路 ドーパミンゴルフ
前項でボールの曲がる様々な原因は理解して頂けたと思いますが、次は実際どの様に打てば良いかを説明していきます。
まずはスライスに悩んでいる方に使ってほしいのが、意図的に曲げる「インテンショナルフック」の技術です。スライスをフックで“中和”し、ストレートボールにします。化学実験のようなものだととらえてください。
初めは大げさに行うことがコツです。右しかボールが曲がらなかった人が左に曲がったときの感動は、とてもうれしいものです。
大切なことは、身体の動きを考えないことです。ボールの曲がりは構えとクラブヘッド軌道で決まります。インテンショナルフックも同じことですよ。
≪インテンショナルフック7つの要素≫
(1)クローズドスタンス ターゲットの右を狙って構える
(2)クローズドフェース ターゲット又はそれよりも左へフェースを向けてクラブをセットする
(3)フックグリップ
左手は上から右手は下から握る
(4)ハンドファースト
フェース向きは動かないように、ズボンの左ポケットにグリップエンドを指すようにしてグリップを握る
(5)トゥ側セット&ヒット
クラブヘッドのトゥ(先)側にボール位置をセットして、同位置に当てる意識を持つ
(6)インサイドアウト
アドレスで肩のラインをクローズに構え、インパクトゾーン時のクラブヘッドの動きをプッシュ軌道のインサイドアウトにヘッドを動かす
(7)アッパーブロー
アドレスで肩のラインを右肩を下げて構え、インパクトゾーンでクラブヘッドをアッパー軌道に動かす。
この7つの要素を使いながら打ち、スライスをよりストレートに近くなるように調整していきましょう。
まずは全て大げさに行い、大きなフックを打ってから、少しずつ戻していくと良いでしょう。その中で真っすぐなボールを打てるアドレスのセットと、インパクトゾーンでのヘッド軌道を覚えましょう。(モデル・野田すみれプロ)
■山本幸路(やまもと・こうじ) 1974年北海道生まれ。2000年にツアーデビューし、07年に関西オープンで優勝。レッスンプロとして東京都・恵比寿の「GOLF PLUS」に在籍。CS番組「ゴルフ革命」(日テレG+)に出演しているほか、雑誌でも活躍中。
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