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【江尻良文の快説・怪説】元阪神・バースは「初の米球界出身の殿堂入り選手」に最適

 3日に発表された2020年野球殿堂入り候補。プレーヤー表彰、エキスパート表彰、特別表彰共に75%以上得票した候補が殿堂入りするが、今年の注目候補をクローズアップする。

 殿堂入り投票で一気に票が伸びるのはレアケース。積み重ねで当選ラインに達する。15年以上の野球報道経験を持つ委員(約300人)が投票するプレーヤー表彰では、19年の得票率が60・6%の高津臣吾、50・7%の川相昌弘、41・2%の宮本慎也が有力候補だ。

 殿堂入りした競技者(約30人)、競技者表彰委員会の幹事と野球報道年数30年以上の経験を持つ委員(約70人)が投票する、エキスパート部門で注目は阪神コンビ。19年の得票率が64・7%の田淵幸一、63・2%のランディ・バースだ。

 特にバースに関しては「米球界出身の殿堂入り選手が1人もいないのはおかしい。2度の三冠王、85年の阪神日本一に大きく貢献したバースは、初の米球界出身の殿堂入りに最適任者。これまで選出されていないのが不思議なくらいだ」という声があがっている。

 特別表彰部門はプロ野球の役員及び元役員、アマ球界の役員、野球関係学識経験者(14人)が投票。これまで事前に公表されなかった候補者が、今回初めて「透明化」された。

 「あぶさん」「ドカベン」などの名作野球漫画の作者で、19年は得票率35・7%の水島新司。「六甲おろし」「闘魂こめて」など野球の応援歌等を多数作曲し、新たに候補に加わった古関裕而ら、多彩な顔ぶれだ。(江尻良文)=敬称略

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