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東京五輪マラソン、札幌コース半分だけ合意… スタートは午前7時、チケット販売せず

 国際オリンピック委員会(IOC)は4日、スイスのローザンヌで理事会を開き、暑さ対策で都内から札幌に会場を変更した来年の東京五輪のマラソンについて、大会組織委員会が提案した札幌市中心部を2周するコースの決定を見送った。

 発着点を市中心部の大通公園とする会場計画は承認。焦点だったコースは1周目を20キロとする設定で合意したが、ワールドアスレチックス(世界陸連)は残りの約22キロについて7キロを3周する案を主張した。2周目以降は継続協議となり、組織委は12月中旬に結論を出すことを目指す。

 組織委の武藤敏郎事務総長は「世界陸連が最終的な決定権を持っている」とIOCと世界陸連による調整に期待。森喜朗会長は「日本側の主張で理解を得られるだろう」との見通しを示した。

 日程は8日に女子、大会最終日の9日に男子。ともに午前7時にスタートする。組織委は有料観客席を設けず、チケットを販売しないと明らかにした。

 高温多湿の中東ドーハで9-10月に開催された陸上の世界選手権で棄権者が続出。IOCはマラソンを競歩とともに10月に札幌で開催する案を発表した。一部選手や東京都が反発したが、移転で生じる費用を都が負担しないことなどを確認し、日本側は札幌開催を受け入れた。