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【江尻良文の快説・怪説】選手会は「FA取得期間短縮」忘れるな 現役ドラフト優先は本末転倒 (1/2ページ)

 5日、大阪市内のホテルで労組・日本プロ野球選手会(炭谷銀仁朗会長=巨人)が定期総会を開催。出場機会の少ない選手の他球団移籍を認める「現役選手ドラフト制度」の来季導入実現を求めることが再確認された。

 が、肝心要の「FA資格取得期間短縮」を忘れていないか。日本ハム・有原が、契約更改交渉で来オフにポスティングでのメジャー移籍を球団側に希望した。今オフの広島・菊池、DeNA・筒香と全く同じケースで、1年後にポスティングを認めさせようという算段だ。

 労組・選手会は「希望通りなるべく早い時期に選手をメジャーに移籍させてやりたい」ということで、全面支援している。が、もともとは「FA資格取得期間の短縮」を重要スローガンの一つにしていたのだ。それがなかなか認められず、最近は口にしなくなってしまっている。

 現在のFA資格取得期間は、国内が1シーズン145日の出場選手登録で8シーズン。海外は9シーズン。2007年以降ドラフトの希望枠がなくなった大学、社会人出身の選手は7シーズンで国内FA。

 選手会が目標にしていた「7シーズン」が、条件付きとはいえ、認められてからFA資格取得期間短縮を声高に叫ばなくなっている。が、手始めに国内と海外の期間差をなくすなどまだまだやることはあるはずだ。

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