記事詳細

【ゴルフ真剣勝負 the MATCH】元プロ野球選手・谷繁元信さん 野球で培った「重心バランス」と「力の抜き方」 (1/2ページ)

 打者としてはもちろん、一流の捕手として通算27年にわたってプロ野球の世界で活躍した谷繁さん。現役の頃からゴルフのうまさはつとに有名でしたが、その噂通り、実に素晴らしいスイングを自分のものにしています。

 まず感心したのは、どんなクラブを持っても前傾角度が安定していること。多くの一般アマチュアゴルファーはスイング中、前傾角度が崩れることが多いのですが、谷繁さんの場合は、アプローチでもドライバーのフルスイングでも、構えた姿勢がフィニッシュまで崩れない。

 しかもそれは、崩れないように必死で踏ん張っているというのではなく、重心バランスの取り方のうまさで実現しています。

 以前、プロゴルファーの間では「足の裏で傾斜を感じろ」という言葉がよく使われたものですが、谷繁さんはそのことが自然とできているのでしょう。長年、野球をやってきた中で、そういう力が培われてきたとも考えられます。

 また、体の回転がよどみなく、リズム良くターンしているのもショットの安定性につながっているといえます。フィニッシュで左足が必ずめくれることからも分かるように、左足のカカトを軸にして左足、左ヒザ、腰をクルッと回転させている。この部分はアマチュアゴルファーにも参考にしてほしいところです。

 もうひとつ、谷繁さんのスイングには力みが感じられないところも特筆すべき点だと思います(写真〔1〕~〔6〕)。