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【西本忠成 トラとら虎】今季1試合登板で未勝利“猛省”も…阪神・藤浪に復活の保証なし!? 年俸4年で3分の1、再生ヒント模索

 阪神の藤浪晋太郎投手(25)が6日、西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2100万円減の年俸6300万円(推定)でサインした。今季、たった1試合の登板で未勝利に終わった藤浪は交渉後、「悔しいシーズンでしたが、プロは結果の世界。取り返すため、オフもしっかり練習に取り組みます」と前を向いた。

 全面降伏。交渉の席では限度額いっぱいの25%ダウンにも反論の余地はなかった。今季も復活を期しながら、果たせなかったのだから素直に受け止めるしかない。

 入団3年目の2015年、14勝をマーク。1億7000万円まで跳ね上がった年俸は、4年で3分の1ほどに。16年から順に7勝、3勝、5勝、0勝では、もうエース候補とは呼べない。

 苦悩の4シーズンは、投球フォームの迷いに終始した。制球難に陥り、四死球を連発して自滅するパターンの繰り返し。敵は死球を恐れて左打者ばかり並べてくる。勝負以前の屈辱的なマウンドも体験した。

 矢野監督は11月の秋季キャンプで山本昌臨時コーチ(元中日)に藤浪を預けた。指導者を代えれば再生のヒントが見つかるかもしれない。同コーチはボールを離す瞬間に手首を立てることを進言。まず右打者の体の方にボールが行かなくするのが狙いである。

 藤浪はオフもこのアドバイスを守り、練習に取り組むというが、初歩からの出発だから復活の保証はどこにもない。それだけかつての大器は追い込まれている。(スポーツライター・西本忠成)

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