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年間MVP受賞・仲川輝人を売り出せ! Jリーグが必死なワケ

 仲川を売り出せ!! 8日のサッカー明治安田生命Jリーグ・アウォーズ(年間表彰式)で、年間MVPは15年ぶりの優勝の原動力になったJ1横浜のFW仲川輝人(27)が初受賞した。

 受賞の瞬間はJリーグ27年目で初の海外中継。「自分の中でびっくりしています」と喜びを語った仲川は、今季のめざましい活躍でA代表に初招集されたため、都内の表彰式に出られなかった。東アジアE-1サッカー選手権(10-18日)の開幕を10日に控え、前日7日の優勝決定試合後すぐに韓国入り。この日から練習に参加している。

 得点王とのダブル受賞も、15ゴールはリーグ史上最少。その中でJ1の令和初ゴール(5月3日、第10節・広島戦)を決め、横浜の優勝にも貢献したが、その名前は決して全国区ではない。

 MVPの権威を高めたいJリーグ側と、国内組オンリーの布陣でE-1に臨む日本代表の間で、仲川を売り出したい思惑が一致。代表の海外合宿中という貴重な時間を割いて、アウォーズの海外中継に全面協力した。

 E-1の日本戦、全3試合はフジテレビ系で地上波生中継される。仲川にとっては、ゴールデンタイムのデビュー戦だ。

 横浜での勢いのまま、A代表でも右サイドの攻撃的MFとしてブレークすれば、これまで10番を着けてきた中島翔哉(25)=ポルト、代表復帰を熱望する香川真司(30)=サラゴサ=ら、大物が森保構想からはじき出される。

 得点力不足が顕著な東京五輪代表でも、オーバーエージ枠の候補の1人。なかなかチーム強化が進まないこともあり、これから一気にリストの最上位に食い込む可能性は十分ある。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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