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石川遼、今季3勝目で“完全復活”も東京五輪争いは上位2人と大差で… 現実的な目標は「21年のマスターズ」 (1/3ページ)

 国内男子ゴルフの最終戦「日本シリーズJT杯」(8日・東京よみうりCC)は、石川遼(28)が3ホールのプレーオフを制し逆転でツアー通算17勝目。生涯獲得賞金は、最年少の28歳82日で10億円を突破した。今季は7月の日本プロで3年ぶりVを果たすなど、年間3勝で賞金ランキング3位。完全復活を印象づけた。この勢いのまま世界ランキングで浮上を続ければ、来年の東京五輪に出場する可能性も出てきたが、照準はさらにその1年後のマスターズ出場にある。石川にとっての2020年は、悲願の米ツアー復帰に向けた正念場だ。(塚沢健太郎)

 今年は女子に押されっぱなしの男子ツアーだったが、最後は主役が締めた。

 首位と2打差の5位から出た石川は、7バーディー、3ボギーの66とスコアを伸ばし、通算8アンダーでブラッド・ケネディ(豪州)と並んだ。プレーオフは、3ホール目でバーディーを奪い決着。「正直、本当に勝てるとは思っていなかった。チャンスはあるかなという感覚だった。いまだに信じられない。2勝で終わるのと、3勝で終わるのは全然違う」と喜んだ。

 今季は腰痛で春先の試合を欠場。6月上旬に復帰すると、20試合で今季の日本ツアー最多勝となる3勝を挙げた。出場試合数が少なかったため、獲得賞金は約1億3281万円にとどまり、同約1億6804万円の今平に賞金王を譲ったが、世界ランキングは114位から80位前後まで浮上する見込みだ。

 東京五輪の出場権を得られるのは、来年6月23日時点の世界ランク上位2人。松山英樹(20位)、今平周吾(34位)から大きく離され、石川は日本勢3番手となる。

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