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【神谷光男 スポーツ随想】トイレのような悪臭…東京五輪“水質汚染”対策に神津島の「砂」 たしかに妙案も費用かさみ… (1/2ページ)

 まるで“猫のトイレ”みたい、と笑ってしまった。「トイレのような悪臭がする」と不評紛々だった、東京五輪・パラリンピックでトライアスロンなどが行われるお台場海浜公園。東京都は神津島(神津島村)の砂を海底にまき、水質を改善することを決めたという。

 下水の流入で大腸菌ウヨウヨ。選手の健康に直接影響する恐れがある。テスト大会で噴出した選手の苦情を受け、水中スクリーンを三重にする案も出たとか。そんな気休めのような対策がどれほどの効果があるのか、素人でも判断がつく。

 そこで神津島の砂というわけだ。神津島では山から海に砂が流れ込み、定期的に漁港の土砂をさらう浚渫工事が行われている。そこで発生した砂約1万立方メートルをお台場に運び、砂浜や海底にまくという。砂には汚物を吸着し濾過する効果が期待できるとか。記事を読む限りでは妙案と思う。

 ただ、東京都にとってまたまた余計な支出となるのは必至だ。費用は約6000万円。運搬料は別で、何だかんだで億近いカネがかかるらしい。

 先日、2024年パリ五輪のサーフィン会場について興味深いニュースを目にした。「人工波は採用しない」との組織委の意向もあり、なんと本国から南太平洋まで1万5000キロ、飛行機の乗り継ぎで23時間もかかる、フランス領ポリネシアのタヒチが有力候補に挙がっているという。

 毎年、世界的な大会が開かれ、サーファーにとっては“聖地”のような場所とか。こうなると東京と札幌どころではない。過去に例のない超広域五輪になるが、フランス領ならIOCも文句はいえないのがミソだ。

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