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数々の世界王者を生んだ協栄ジム“休会”も、金平会長は復活に意欲「極力早く立ち上げたい」 (1/2ページ)

 名門ジムはこのまま消滅してしまうのか。プロボクシングで具志堅用高(64)ら13人の世界王者を生んだ協栄ジム(東京都新宿区)の金平桂一郎会長(54)が9日、都内の東日本ボクシング協会にジムの休会届を提出し、受理された。

 ジムの実質的オーナー企業と、金平会長に金銭、地位を巡るトラブルが生じたもの。先代の金平正紀会長が一時代を築き、ジム発足60年、長男の現会長が引き継ぎ20年。ジムのトップであったはずの会長が解雇され、活動を休止するという異例の事態となった。

 協栄ジムは2012年ごろに経営難に陥ったという。佐藤洋太(元WBC世界Sフライ級王者)の世界戦を日本で開催する際に「(相手に)非常に高いファイトマネーを言われてしまった。洋太のためなら、父に申し訳が立つだろう」(金平会長)と東京・新大久保の自社ビルを売却。スポンサーを探し、14年9月末にある運営会社がオーナーとなり、クラブオーナーライセンスを持つ金平会長は業務委託契約を交わし、会長を務めていた。

 しかし「運営会社の背後に実質的オーナーがいるようです」(太田貴裕弁護士)と関係に亀裂が入り、11月27日に業務委託契約の解除、事実上の解雇通告を受けたという。

 運営会社と連絡がつかない金平会長は、協栄ジムにも入ることができず、私物や父の遺影も取りに行けない状況となっている。

 同ジムには、亀田三兄弟の三男・亀田和毅(28)ら13人が所属しているが、プロボクサーはジムに所属していないと試合ができない。22日の全日本新人王決勝戦(後楽園ホール)が目前に迫っている亀田3兄弟のいとこ、亀田京之介(21)らは、移籍先がみつからなければ、決勝のリングに上がれないことになる。

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