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阪神・糸井の“決断” 球団からの厳しい指摘に悔しさ押し殺し… (1/2ページ)

 「大事な時期に1軍にいない」。ケガの多さに身内からも厳しい声も上がる阪神・糸井嘉男外野手(38)だが、今季離脱中に断腸の思いで下した決断を知る者は少ない。

 4年総額18億円の大型契約で加入3年目。糸井は11日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸4億円でサインした。

 今季は6月に月間MVPに輝いたが、8月9日の広島戦(京セラ)で二盗した際の負傷で戦線離脱。得意とする夏場を棒に振った。左足首の手術を受け、1軍に戻らないままシーズン終了。打率こそリーグ3位の・314だったが、この日は球団幹部に「シーズン終盤は(離脱して)寂しかった」と声をかけられた。

 球団内に「大事な時期に1軍にいないのはチームとして痛過ぎる…」と厳しい視線が多いのも事実だ。本人は悔しさを押し殺し、「ケガはやったヤツにしか分からんことだってあるよ…」と多くを語らず。代わってチーム関係者が証言する。

 「今回ばかりは糸井にとってギリギリの選択、決断だった。この3年間で一番のピンチだったかもしれない。シーズンも佳境に入る中で、普段なら投げ出してしまいかねない状態。それでも戦線に復帰しようと、あれこれ手を尽くしたのは、周りでなく糸井本人だ」

 3年前のFA交渉の席で、金本前監督の「優勝するために力を貸してほしい」の言葉に、胸を熱くして移籍を決断。約束を果たせないまま、来季は契約最終年を迎える。

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