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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】日韓戦完敗も…収穫はMF相馬勇紀! 左サイドからの突破目立つ

 サッカーE-1選手権の日韓戦(19日、韓国・釜山)は残念すぎる結果でしたね。長い歴史の中で多くの名勝負が繰り広げられてきましたが、今回は日本にとって消化不良な完封負けでした。

 収穫を探すとすれば、後半から投入されたMF相馬勇紀(22)=鹿島。左サイドからの突破が目立ちました。何回かチャンスを生み出したと思いませんでしたか?

 東京五輪のメンバー入りを目指す選手で、A代表は今回が初選出です。ボールの推進力はパワフル。スピードもあります。ただ、気になる点もありました。2列目の左サイドで張っているだけで、ボールが来たらレッツゴーというスタイルでしたね。これはウイングというポジションの選手なら誰でもできる、はじめの一歩のプレーです。

 今季JリーグMVPと得点王の2冠に輝いた、FW仲川輝人(27)=横浜=も初代表でしたがノーゴール。不完全燃焼に終わりました。それでも、日韓戦の相馬のようなプレーを貫けと指示されればできます。反対に、相馬に仲川のような動きを要求してできるかといえば、苦労することになったでしょうね。

 仲川の持ち味である相手の背後でボールを受けるプレーが、相馬にもできるようになれば来季は大化けです。反対に、今の代表に正確なパサーがいて、仲川を生かす布陣をしければ、代表ですごい戦力になるでしょう。

 日韓戦の敗退で、森保ジャパンに逆風が吹き始めています。結果はつらいものになりましたが、相馬と仲川を代表でどう使うべきか、はっきりわかったことは大きな収穫ですよ。(元J1横浜監督・水沼貴史)