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横審の面目丸潰れ!? 白鵬“かち上げ問題”は「全く知らなかったですね。はい」

 大相撲初場所(12日初日=両国国技館)の新番付が24日に発表され、九州場所で43回目の優勝を飾った横綱白鵬(33)が会見を行った。

 昨年は優勝1回だったが、今年は優勝2回。白鵬はこの1年を「ケガに苦しめられた年。平成最後(春場所)、元年を締める九州と、ポイントポイントで優勝できたけど、もしケガがなければ、もう少しできた」と振り返った。

 ところが、九州場所で立ち合いの張り手、かち上げを乱発し、横綱審議委員会から苦言を呈されたことを質問されると「そんなの出たんですかね。全く知らなかったですね。はい」と一転して険しい表情に。

 「まぁ、それはね。自分は自分の相撲を取るだけなので。なんていうのかな、禁じ手とか、そういうものでもないわけだからね」と聞く耳を持たなかった。

 横審は九州場所後に白鵬の立ち合いを「ちょっとやりすぎではないか。横綱の振る舞いとして見苦しい。相撲協会としても指導してほしい。そういうことをしなくても勝ってほしい」と要望。あれだけ大々的に報じられていたのだから、当然白鵬の耳にも入っていたはずだ。それを「全く知らなかった」と言ってのけたのは、せめてもの意地だったのだろう。

 一方、相撲協会の面目は丸潰れだ。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「これが(白鵬の)耳に入ると思う。協会としては何もない」と呼び出しや注意を行わず。師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)を通じて、横審の内容を伝えることもなかった。これでは、何のためにやった会合なのか。横審の存在意義が問われることになってしまう。

 優勝50回を目標として掲げた白鵬は「九州が自信になった。まだいける。50回のために、来年は3回。1つ1つ階段を上っていきたい」と豪語。話題の少ない初場所で白鵬がどんな相撲を取るのか。そして横審委員がどんな反応をみせるのか楽しみだ。(塚沢健太郎)

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