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【福島良一 メジャーの旅】ヤンキース移籍で開花したワールドシリーズ初の“完全男” ドン・ラーセン氏死去 (1/2ページ)

 パンチョさんと知り合った頃、「誕生日はいつだ?」と聞かれて答えると、「ラーセンの完全試合の5日前だな」と言われた。そのワールドシリーズで初の完全試合を達成したドン・ラーセンが1日、90歳で亡くなった。

 1950年代、大リーグは史上空前の黄金時代を迎えた。特にニューヨークはヤンキース、ジャイアンツなど多くの強豪チームやスター選手がひしめき合い、最も活気にあふれていた。そこに27歳の長身右腕ラーセンが突如として現れた。

 53年に大リーグで初登板し、翌年オリオールズで3勝21敗。夜遊びと酒好きで門限破りも起こす二流投手だった。しかし、55年にヤンキースへ総勢17人の超大型トレードで移籍が転機となり、56年に11勝5敗でリーグ優勝に貢献した。

 世界一決戦は当時ブルックリンに本拠を置くドジャースとの通称サブウェイシリーズ。後の殿堂入り4人を擁する強力打線に対し、第2戦に先発も僅か2回途中4失点で降板。敵地で2連敗したが、本拠地に戻って2勝2敗のタイとした。

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