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【江尻良文の快説・怪説】プロ野球“新監督トリオ”が抱える難題 五輪余波だけじゃない“それぞれの事情” (1/2ページ)

 2020年東京五輪イヤーの影響で早期開幕、五輪開催中のシーズン中断など、難題山積のプロ野球界。特に広島・佐々岡真司(52)、ヤクルト・高津臣吾(51)、楽天・三木肇(42)の新監督トリオは、対応が大変だろう。それでなくとも難関が待ち受けているのだから。

 巨人からのV奪回、悲願の40年ぶり日本一を宣言している広島・佐々岡新監督。緒方前監督が初年度と最終年の昨季こそ4位になったものの、2年目に25年ぶりリーグ優勝。そしてリーグ3連覇の偉業を達成している。

 しかも、緒方監督は球団側の続投要請に対して自ら辞任。佐々岡新監督の立場とすれば、「緒方監督超え」という難関を乗り越える必要があるのだ。1年目から勝負。前任者が成し遂げられなかった、日本シリーズ制覇を宣言せざるを得ない。

 それに対して、ヤクルト・高津新監督はチーム事情からすれば、重圧はそれほど大きくないだろう。就任1年目の一昨年、最下位のチームをサプライズ2位に押し上げながら、昨季は一転して最下位を独走し引責辞任した、小川前監督からのバトンタッチだからだ。

 ただし、高津新監督には新年早々、野球人にとって最大の問題が待ち構えている。野球殿堂入りの有力候補に挙がっており、当選すれば「殿堂入り新監督」という最高の名誉を手にするのだ。同時に、その名誉を汚さないためにも、1年目からそれなりの成果を期待されることになる。