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大相撲また“暴力問題”で波紋拡大! 白鵬所属「宮城野部屋」で殴り合いもなぜか不問に

 大相撲が“暴力問題”でまた波紋拡大だ。横綱白鵬(34)が所属する宮城野部屋で4日の稽古中、西前頭10枚目の石浦(29)と西幕下16枚目の宝香鵬(30)が、互いに拳を振るって殴り合い。ところが日本相撲協会は「稽古中のこと」と不問に付す旨を、両力士に伝えたという。

 八角理事長(元横綱北勝海)を筆頭とした執行部は、「暴力根絶」を最大の目標に徹底指導の最中。18年12月19日に施行された「暴力禁止規定」第4条(禁止行為)4項には、「稽古中において握り拳で殴るなど、審判規則禁じ手反則第1条各号に掲げる禁じ手を故意に暴力として用いる行為」とバッチリ明記されている。違反の場合は懲戒処分と定められているにもかかわらず、なぜか今回はおとがめなしだ。

 1月場所後に控える協会の役員改選へ向け、宮城野部屋も属する伊勢ヶ浜一門に忖度した政治的判断なのか。元横綱日馬富士が引退に追い込まれた17年11月の「鳥取事件」以降、国技大相撲は暴力問題と不可解な裁定が後を絶たない。(久保武司)