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【勝者のワザ】強烈な左ヒップターン+左ヒザの伸長で飛ばす! トーナメント・オブ・チャンピオンズ優勝、ジャスティン・トーマス

 昨年のツアー優勝者だけに出場権が与えられるトーナメント・オブ・チャンピンズは、大会前に優勝候補の筆頭に挙げられていたジャスティン・トーマスの大会2勝目で幕を閉じた。マスターズチャンピオンのタイガー・ウッズ、ザ・プレーヤーズ選手権はじめ3勝を挙げてフェデックス年間王者に輝いたロリー・マキロイは欠場したが、トーマスの前評判通りの活躍で盛り上がった。

 最終日最終ホールを1打リードで迎えたトーマス。パー5の18番ホール、2オンを狙った第2打を引っかけてペナルティーエリアに打ち込み、痛恨のボギーをたたいた。優勝は、14アンダーで並んだザンダー・シャウフェレ、パトリック・リードとのプレーオフに持ち込まれた。3ホール目で、結局トーマスが延長戦を制し、自作自演劇にピリオドをうった。

 インパクトでピョンとつま先立ちになるのが、トーマスのスイングの特長だ。といってアマチュアが、この部分だけに目を向けるのは危険である。体の回転が止まって、クラブヘッドが急激にターンすることで起こるチーピンと呼ばれる低い引っ掛けショットになりかねないからだ。

 では、どうしてトーマスはミスなく飛ばせるのか。そのカギは、強烈な左ヒップターンにある。ダウンスイングからインパクトに向かって、トーマスは、猛スピードで左ヒップを背中側にターンさせる。この動きで、左股関節がアドレス位置よりも背中側に移動し、左ヒザを急激に伸ばす動きをうながす。

 ヒップターン+ヒザの伸長。それが、強烈であるために、結果的にジャンプアップしてつま先立ちになるというわけだ。アマチュアが取り入れるべきは、ヒップターン+ヒザの伸長。この複合動作で、遅れていた上半身のターンに勢いがつき、下半身を追い越していく。フォロースルー、フィニッシュが大きいのは、ここに理由がある。

 トーマスほどのスピードを出せるならば、あるいは、つま先立ち現象まで真似られるかもしれないが、当面、そこは無視していいだろう。

 ■Justin Thomas 1993年4月29日生まれ。米ケンタッキー州ルイビル出身。出身校アラバマ大。父、祖父ともにプロで、2歳からゴルフを始めた。2013年プロ転向。16年「CIMBクラシック」で米ツアー初優勝。17年は「全米プロ」でメジャー初制覇など、5勝を挙げて年間王者に輝いた。米ツアー通算12勝。178センチ、66キロ。

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