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男は黙って賜杯を目指す…遠藤、笑わずにV一直線! 大相撲初場所

 ■大相撲初場所5日目=16日、両国国技館

 1敗同士のサバイバル戦。朝乃山の右差しを左おっつけで封じた遠藤が左、右と二本入れて寄り倒し。うまさと力強さを見せつけて、大関を目指す新関脇を蹴落とした。

 2横綱1大関を倒し、最強関脇も寄せ付けずに4勝目。しかし、支度部屋ではニコリともせず、「しっかり集中して取れた」「勝ててよかった」「また明日から頑張ります」といつものフレーズを繰り返すだけだった。

 「笑わない男」のキャラを確立したのはラグビー日本代表の稲垣啓太(バナソニック)だが、相撲界は遠藤。「まあ、仲間内では笑顔くらいは見せるだろうが、男はむやみに笑顔を見せるべきでない、という昔のお相撲さんらしくていいんじゃないの」とある親方。初日から2日連続の金星でも笑顔はなく、感情は胸にしまい込んだままだ。

 昨年5月に結婚し、部屋を出たが、東京場所は部屋でちゃんこを食べ、昼寝をしてからそのまま場所入りの基本形は崩していない。年末年始も帰省せず、じっくりと調整を続けてきた。

 締め込みは黄金色から、新十両の2013(平成25)年名古屋場所と同じなす紺に気分一新。横綱鶴竜も休場し、平幕を含め好調な力士全員に、優勝のチャンスが巡ってきた。男は黙って賜杯を目指す…。