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【江尻良文の快説・怪説】金田正一さんお別れの会 長嶋流“サプライズ献花”

 昨年10月6日に死去した金田正一氏(享年86)のお別れの会が21日、都内で行われた。金田氏とともに名球会を設立するなど、日本プロ野球界を支えてきた不滅のONコンビも列席。巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(83)は“サプライズ復活”を披露した。

 時間に厳格なソフトバンク・王貞治球団会長(79)は、開始30分前には会場入り。「長嶋さんも来ると聞いているよ」と話したが、事前の招待状にあった長嶋氏の名前が当日のプログラムからは消えていた。しかも会の冒頭、ミスターの弔電が読まれたのだ。誰でも体調不良のドタキャンだと思うだろう。ところが、献花が始まると突然登場。さすがの王会長も驚いただろう。

 まさにミスター流のサプライズ劇場。今年の元日もそうだった。昨年の日本シリーズは2000年の伝説のONシリーズ以来、19年ぶりの巨人とホークスの再戦。ところが東京ドームで開催の第3戦にも長嶋氏の姿はなかった。

 「よほど体調が悪いのだろう」と心配の声が広がる中、スポーツ報知の元旦号でON対談が掲載されたのだ。1964年の前回の東京五輪で「ONがゆく」という連載をした経緯もあり、56年ぶりの東京五輪イヤーの「永久保存版必至のON対談」と大々的なうたい文句。決して誇大表示ではないだろう。

 それに続く第2弾は、誰よりも尊敬する400勝投手、金田氏への長嶋流サプライズ献花劇だった。昨季はグラウンドで実現しなかった、背広のONコンビ対決をぜひ見てみたい。天国の金田氏も、そう強く望んでいるだろう。(江尻良文)

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