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貴景勝、貫禄も収入もたっぷり!? 初対決の炎鵬を退け2敗守る

 ■大相撲初場所10日目=21日、両国国技館

 大関初挑戦で勢いに乗る炎鵬をよく見ながら、じわじわと前進して最後は押し出し。前日正代に敗れた貴景勝が連敗はせず、2敗を守った。

 「きのう負けているから大事な一番。あまり考えると自分の相撲ができなくなる。気持ちをしっかり持って集中した」

 炎鵬は本場所はもちろん稽古でも取ったことがない相手だったが、「相当頭を使っているし、自分と向き合っている。でないと、あの体でここまでこない」と体重99キロの小兵にエールを送った。

 古武士のような風貌で、テレビCMなど縁のない存在と思われていたが、最近流れ始めた「ヤクルト1000」のCMに登場。稽古や食事の風景とともに、「睡眠というのは稽古のうちだと思う」といった本人のせりふが入ったCMだ。年末の発表会では「ヤクルトは小さいころから飲んでいたのでうれしい。C?は初めてだけど、緊張しなかった」と、さすが大関の貫禄を見せていた。

 土俵外もさることながら、本職でも収入は上がる一方だ。この日の懸賞は25本、その場でもらえるのが1本3万円で75万円をゲット。両横綱が休場したため、結びの一番指定なども多く懸かり、10日間で213本、実に639万円の荒稼ぎだ。

 平幕で1敗の正代、徳勝龍を追走して、いよいよ終盤戦。「まったく先の読めない展開。実力でいえば、やはり貴景勝だろうが…」と藤島審判副部長(元大関武双山)。優勝争いを締めるのは横綱不在の番付最上位、東大関の役目でもある。