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大阪国際女子マラソンV! 松田瑞生、五輪へ前進 厚底を制した「伝説の薄底」 Qちゃん、野口らも手がけた靴職人 (1/2ページ)

 男子マラソン界で吹き荒れる“厚底シューズ騒動”に待ったをかけた価値ある優勝だ。大阪国際女子マラソン(26日)で優勝した松田瑞生(みずき、24)=ダイハツ=が東京五輪女子マラソン代表の残り1枠争いに大きく前進した。

 「このレースで無理なら辞めていいと思うくらい練習を積んできた」と引退覚悟で挑んだサバイバルレースで、日本陸連設定記録(2時間22分22秒)を突破する2時間21分47秒で2年ぶり2度目の優勝を果たした。

 見事な完勝レースだった。松田本人も「ウソみたいです。本当にうれしい」とコメントしたのは昨年9月の五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC)で4位だったから。開幕まで半年を切った東京五輪に向けて既に2人(前田穂南・23=天満屋、鈴木亜由子・28=日本郵政グループ)が決定しており、ここで負けたら後はなかった。

 松田のシューズは、男子で記録を連発するナイキ社の「厚底シューズ」ではない。高校1年から「薄底シューズ」にこだわる。伝説の靴職人・三村仁司氏(71)のハンドメイドによるもので、松田は今回のレースを2018年末に発表したニューバランス社製・三村モデルで挑んだ。このレースにむけてミリ単位の修正をリクエスト。本番用のシューズはなんとレース前日に届いている。それでも勝てたのだ。

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