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【江尻良文の快説・怪説】広島の新助っ人スコット、悲願日本一の救世主となるか NPB初の南ア出身外国人

 春季キャンプは新外国人選手の品評会でもある。今年も大量の初来日だが、見逃せない異色派が日本プロ野球界初の南アフリカ共和国出身、広島のデイラー・スコット(25)投手だ。

 昨年の日本開催ラグビーW杯で母国が3大会ぶり3度目の優勝。いまだフィーバーの余韻が残る中、「NPB初の南アの選手として、恥ずかしくないものを見せたい。自分の国には誇りを持っているから」とタイムリーな自己PRを見せた。

 米国でもマリナーズ在籍時の昨年6月、南ア出身初のメジャーデビューで話題に。松田オーナーは「7、8回くらい」とセットアッパー役を期待するが、190センチの長身右腕は「去年は3Aでクローザーもした。臨機応変にできる自信はある」と準備万端。東京五輪イヤーで昨季より1週間も早い開幕に備え、例年より1カ月前倒しして体を仕上げてきたという。

 昨季、球団記録更新のリーグ4連覇に失敗したのは、“丸ロス”だけにとどまらない。セットアッパー・フランスア、守護神・中崎という勝利の方程式が崩壊したのも大きな要因だ。母国の世界一に続き、スコットが広島悲願の日本一へ新たな救世主になるのか。(江尻良文)

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