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【西本忠成 トラとら虎】阪神・マルテ、高評価の理由は 球団ОB「昨年とは別人」

 阪神の宜野座キャンプで来日2年目のジェフリー・マルテ内野手(28)が評価を高めている。視察した球団ОBは「昨年とは別人。攻守に抜群の動きをしている」と驚く。

 理由は2つ。外国人選手が球団史上最多8人で1軍枠が狭き門になったことと、ポジションが一塁から本職の三塁に戻ったこと。「もし今年、駄目なら解雇の憂き目をみるのは分かっている。メジャー時代の激しい競争を思い出したのだろう」とも前出のОBはみる。

 昨年は右足の故障で日本デビューは5月にずれ込んだ。広いストライクゾーンと低めの変化球に戸惑い4番は務まらなかったが、徐々に対応して最終的に打率・284、12本塁打、49打点をマーク。解雇は免れた。

 今季は新加入ボーアが一塁しかできないため、押し出された形で三塁を守る。キャンプで生き生きとしたプレーを見せるのは、自信のあるポストだから。メジャーで49試合、マイナーで720試合こなしてきた。「動きが多くて一番好きなポジション」と楽しそうだ。

 最大のライバルは大山悠輔内野手(25)になる。連日異例の早出特守に取り組むのは、大山の弱点が守備にあり、まず守りでリードを奪うのが狙い。投内連係、併殺、バント処理-。そつのないプレーに首脳陣は早くも合格点をつける。

 当然、大山は危機感を抱く。追い込まれて一皮むければ、マルテのコンバートは意味を増し、懸案の貧打線の改善にもつながる。(スポーツライター・西本忠成)

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