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マエケンに固執した、ツインズの“大いなる賭け” メジャーキャンプイン

 紆余曲折を経てドジャースからツインズへの移籍が完了した前田健太投手(31)。チームは12日(日本時間13日)にフロリダ州リーカウンティーでキャンプインしたが、直前まで移籍が流動的だった前田は準備が間に合わず、翌日に合流することになった。

 大リーグ公式サイトは「前田の獲得は最も大きなオフシーズンの動きの一つ。彼は今フロリダに向かっている途中だ」と期待を込めて報じている。

 前田の移籍は一時は破談も伝えられたが、地元紙スター・トリビューンは「ツインズは今から4年後にチームのスーパースターになる可能性のある若手を捨ててでも、今、勝つことに固執した」と報じている。

 前田は昨季10勝8敗、4・04。先発26試合で後半は救援投手。ツインズでは先発3番手の格付け。しっかりローテーションを守りさえすれば、昨季メジャートップの307本塁打を放った打線が十分カバーしてくれる。オフには昨季ブレーブスで37本塁打した三塁手のジョシュ・ドナルドソン(34)と総額9200万ドル(101億円)で4年契約を交わし、打線はさらに強化された。

 ツインズの課題は今季も先発投手陣。昨年のア・リーグ地区シリーズでヤンキースにスイープされたのも先発投手陣の力の差だった。

 米誌「フォーブス」は「最高のシナリオはドナルドソンを加えた強力打線が爆発して勝つこと」とし、「最悪のシナリオはブレーブスから移籍のホーマー・ベイリー(34)がキャンプ時にダウンし、ドジャースから移籍のリッチ・ヒル(39)の肩と膝の故障からの復帰が遅れ、前田がDH制のないナ・リーグからア・リーグへの移行に適応できない場合」とした。

 スポーツ専門の電子版サイト「ジ・アスレチック」は今回のツインズの前田の獲得を「ポーカーのオールイン(全額勝負)だ」と表現した。ツインズにとっては大いなる賭けだったということである。

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