記事詳細

【藪恵壹 藪から棒球】米ジャイアンツ時代の同僚ビスケル氏と12年ぶりの再会! “守備の極意”をDeNAナインに伝授

 毎年訪れる沖縄キャンプで今年、最も楽しみにしていたのは米大リーグ・ジャイアンツで2008年に同僚だったオマー・ビスケル氏(52)と12年ぶりに再会することでした。

 DeNA・ラミレス監督とインディアンス時代のチームメートだった縁で、今春のキャンプに臨時コーチとして来日。私は2006年にメキシカンリーグでプレーしたこともあり、必死にスペイン語を思い出しながらあいさつしました。

 かつて「街が安全でメジャーに挑戦してくる選手のレベルも高い。現役最後は日本でプレーしたい」とも話していた彼の趣味は油絵。自宅のパーティーに招かれると、アトリエには丁寧に描かれた景色だけではなくヌード、果ては女性器のアップまで飾るほど。これには驚かされました。

 アリゾナキャンプ中には、プロテニスプレーヤーを目指していた学生時代のTBS・石井大裕アナウンサー(34)らとダブルスで対戦。その際も両打ちを生かしたバックハンドショットが絶妙だったことを今でもよく覚えています。

 名遊撃手で、米野球殿堂入りが濃厚。打撃こそ非力ですが、守備では特にボールの持ち替えがとにかく素早い。ポジショニングの取り方も抜群で、センターへ抜けるような当たりを何度も好守で助けてくれました。

 オマーさんの守備指導は、正確な送球のみならず「どこに投げれば最も早く併殺を完成させられるか」を重きに置きます。ジャイアンツ時代の二塁手は小柄で肩も強くなかっただけに「コンビプレーが大切なんだ」と説いていました。

 日本人が目にしたことがないレベルの守備を体現できたオマーさん。DeNAナインの引き出しも、たくさん増えたのは言うまでもありません。

関連ニュース