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【清水満 SPORTS BAR】ヤクルト、ドラフト1位・奥川に見た“美しさ” (1/2ページ)

 ヤクルトのドラフト1位、奥川恭伸投手(18)が24日、今キャンプ2度目のブルペン入り。30球を投げた。その模様を見守った元大洋(現DeNA)の平松政次さんは、こう話したという。

 「素晴らしいフォームだね。マー君(田中将大投手=ヤンキース)よりもフォームはいいかもしれない。大投手になる“美しさ”がある」

 誰もが普通に使っている言葉である「美しい」の意味とは…。改めて調べてみた。すると「色・形・音などの調和がとれていて快く感じられるさま」(大辞林=小学館)とあった。

 平松さんが形容した“美しさ”。ナルホド、奥川にぴったりの言葉である。拙稿も奥川を“生見”した。2週間ほど前、宮崎・西都のヤクルト2軍キャンプ地を訪ねた。

 まだ右肘のリハビリ中のため、ブルペンには入っていなかった。30メートルほどの距離でのキャッチボールだったが、バランスのいいフォームに思わず見入ってしまった。

 ノックも受けていた。目を輝かせて白球を追う姿がいい。捕球するときの流れるような動きに無駄がない。まさに調和がとれて快く感じた。平松さんがいう“美しい”は言い得て妙なのである。

 そして、奥川の野球観に驚かされた。

 「僕は野球における、ひとつひとつの“動き”が好きなんです。たとえばノックを受けるとき、グラブの出し方、足の運び方とかディテールの部分が好きなんです。そこはこだわりたい。とにかく投げる、守る、打つ…野球の動作が大好き。楽しいですよ」

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