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【ぴいぷる】トライアスロン選手・小田倉真 三井住友海上のサラリーマン、東京五輪へ“ラン”戦制す (1/3ページ)

 現在、トライアスロンの日本ランキング3位。男子個人は2人が選出される東京五輪の代表も射程圏内だ。

 昨年は6月にオーバートレーニング症候群に陥ったものの、10月の日本選手権(東京・台場)3位、アジアカップ(中国・汕頭)3位、11月のワールドカップ(ドミニカ・サントドミンゴ)8位入賞と見事に復活した。

 「台場で開催された日本選手権の直前に突然スイッチが入って、モチベーションが上がり、トレーニングに集中できたことが結果につながりました。ドミニカではコンディションがよかったので、周りの選手を見る余裕がありました。バイク(自転車)は路面が悪いところもありましたが、単純なコースだったので、あまり体力を消耗せず、ランでどんどん追い抜くことができ、イケると思いました」

 トライアスロンは水泳(スイム)、自転車ロードレース(バイク)、長距離走(ラン)を連続して行う耐久競技。設定距離は五輪など国際大会のスタンダード・ディスタンスの場合、スイム1・5キロ、バイク40キロ、ラン10キロの計51・5キロ。これを男子のトップ選手は1時間45分前後で駆け抜ける。

 この競技、道具の選び方から練習方法、日々の過ごし方、レースの選び方、レースの進め方まで、戦略を積み重ねる知的なスポーツと言われる。スイムでは、皆、集団のバトルから回避しようと考えるが、同じ泳力の人たちだとなかなか固まりから抜け出せないので、あえて力を抜いて流れに任せたりする。これも戦略の1つ。

 「私のようにバイクが苦手で、しかし最後のランが得意なタイプは、バイクで徹底マークされます。そこで、得意のランを生かすため、バイクでは身長の高い選手を風よけにするなどで、体力を温存します。そう考えると、体が大きくて実力のある世界の強豪にも勝つチャンスが出てきます」